武楽座 注目記事

【新年のご挨拶】
2020年 -「武楽」誕生15周年を迎えて

2005年の創案より、皆さまのあたたかいご支援を賜り、今年 2020年に「武楽」は誕生十五年周年を迎えます。

昨年は松竹様のサポートの元、ミラノで開催された国際演劇賞に武楽公演「信長供養」で参加し、 おかげさまで年間を通してオーディエンスが選ぶ最高位の賞を受賞させていただきました。

その他、サントリーホール大ホールでの東京室内管弦楽団様との共演、KOEI TECMO様の「信長の野望」35周年オーケストラコンサートでの演武、建勲神社 正式奉納演武、名古屋「徳川園」特別公演など、

世界と全国各地で『敦盛』の舞と共に織田信長公を演じさせていただき、ミラノ公演での受賞は、まさに「信長イヤー」となった2019年の大きな結果となりました。

また、毎年恒例となったロシアでは『敦盛』の舞と『もののけ姫』『刀剣乱舞』でフルオーケストラと共演した他、ハプスブルク家ゲザ大公の晩餐会、CÉ LA VI TOKYO オープニング 、大晦日は「アマン東京」カウントダウンパーティー等ラグジュアリーな催しに出演し、「品格と美意識」をテーマに海外にその自然歴史文化遺産の魅力を発信する栃木県プロデュース「The Grace of Japan, TOCHIGI」映像作品では、主演を勤めさせていただきました。

12月の「お城EXPO」では、凸版印刷様が世界に誇るVR技術の安土城VR映像と織田信長公としてコラボレーションした「信長鎮魂歌(レクイエム)」を初披露し、

伝統から最先端表現技術まで、様々な日本文化と共に、私どもが主題とする「武の美」を広く伝えていく新たな前進となりました。

これも、平素からの皆さまの御指導と御協力の賜物と、重ねて心より感謝と御礼を申し上げます。

今年 2020年は、遂に東京オリンピック・パラリンピックイヤーであり、世界の皆さまに日本の美と和を尊ぶ心とをより広く深く知っていただける一年です。

「武楽」は15周年、来年は「武楽座」も創設15年となり、この大きなひとつの節目に、私たちも武楽を通してより一層文化と社会とに貢献し、平和で美しい世界の実現に寄与すべく、様々な取組と研鑽とに邁進して参ります。

本年もよろしくお願い申し上げます。

令和二年 元旦

武楽 創始家元/武楽座 主宰
源 光士郎
武楽座 一同